潮騒にそっと内緒でセリフを隠して
作文意欲を高めるためのちょっとしたお話。
といっても、ある作品の一部分とその主題歌に共通して、「綺麗だな」、と思うところがあるだけという話。
タイトルから察してしまうかもしれないけど、その作品は「ちいさな彼女の小夜曲」
そして曲は「マリンブルーに沿って」
まずは曲の方から、佐咲紗花さんのブログから抜粋
2.マリンブルーに沿って
1曲目でも少し触れましたが、
PCゲーム「小さな彼女の小夜曲」OP主題歌として
EDの「キスのひとつで」と共に絶大な人気を誇る曲です。
これを男性が書いたのか…と悔しくなってしまうくらい
乙女心の恋模様を繊細に描いた歌詞に、耳に残るメロディー。
きゅんきゅんしっぱなし大放出!
堀江氏の独特なベースラインも好きなポイントの一つ。
サビ終わりの「そういうことにしようよ」の
ナイショ話みたいないたずらっぽい歌い方は
堀江氏のディレクションによるものです。
それを受けて「ねぇ・・・」の後に人差し指でしーっとやる部分も
ライブでの好きなポイントのひとつです♪
初めてライブでバンド演奏したのは
Daybreakerのツアーアンコールででした。
ドラムののぞのぞのこの曲での荒らぶりよう、
今回のツアーでも見られるのでしょうか?(・∀・)
実際にこの歌は素晴らしい曲だと思います。自分自身大好きな曲ですし。多分「キスのひとつで」よりもたくさんリピートかけてますし。
続いて本編の方のシーン(結構なネタバレなので注意)
パッケージヒロインの片貝汐音ちゃんの告白シーン。
見ればわかりますが、ないしょ話のようにこそっと気持ちを伝える、「彼女」らしい告白で、とても可愛らしいです。
児戯じみた内緒話がどこまでも純粋で、誠実で、少し気恥ずかしい感じがして、
このゲームの魅力を雄弁に語るような、そんなシーンです。
ちいさな彼女の小夜曲、という作品タイトルについて少しだけ自論を述べさせていただくと、小夜曲というのはまあ言うまでもなくセレナードですね。
セレナードはその起源は
夜に野外で恋人を褒め称えるために歌われる「扉の前で」と呼ばれる音楽ジャンルが存在した。こんにち口語に残っている「セレナーデ」も、親しい相手や、その他の称賛すべき人物のために、夕方しばしば屋外で演奏される音楽を指す。
というように恋人のために演奏することが起源だったようです。日本でいう贈答歌みたいなものでしょうか。
当然、ギターもリュートもないので、汐音ちゃんは健気にも朴念仁な主人公の為に毎日のように歌で気持ちを届けようとします。
この主人公の為に小さな勇気を振り絞って歌った歌こそが、彼女の小夜曲だったのかなと、プレイして暫く経った最近思い至ったというだけ。
つまり「ちいさな」が「彼女」と「小夜曲」の2つに掛かってたのかなあと。。。
というように以上の2つの「ないしょ話」というのがとても綺麗な話だなあと思った話でした。